前回、AIが嘘をつくという話を書いた。ツールハルシネーション。AIがツールを呼ばずに「呼びました」と言う、あの問題。 じゃあ具体的にどう対処したのか。今回はその設計の話をする。 前の記事で書いた通り、僕のシステムはオーケストレーター(Claude)が司令塔として中心にいて、Typewriter(代筆屋)やHandler(タスク管理)といった実行アプリがMCP経由でぶら下がっている。 問題は、オーケストレーターが実行アプリに指示を出さずに「やりました」と嘘をつくこと。これをどう防ぐか。 ...
AIの嘘について、2本続けて書いてきた。何が起きたか。どう封じたか。 3本目は、そこから見えてきた「教訓」の話。技術的な話というよりは、AIと一緒に何かを作るときの考え方の話になる。 一番最初に気づいたのは、AIと人間では「ルール」の意味が違うということだった。 人間にルールを説明すれば、理解して従う。少なくとも、従おうとする。破ったら罰がある、評判が落ちる、信頼を失う。そういう「社会的コスト」が抑止力になる。 ...
前の記事で、Typewriterの実運用テスト中にオーケストレーターとTypewriterの両方が嘘をついた話を書いた。ツールを呼ばずに「保存しました」と言う。データベースを検索せずに「見つかりません」と言う。 あの時点では、まだ「バグの一種」だと思っていた。でも調べていくうちに、この問題の根の深さが見えてきた。 ...
これを書いてるいるのは前の記事で書いた自律化が完了した日と同日だ。 Typewriterは「保存箱」から脱却した。オーケストレーターが司令塔として指示を出し、Typewriterが自分で考えて文章を書く。MCP連携は安定している。Skillsで僕の文体を学習している。フィードバックから自分でスキルを更新する仕組みも動いている。 この日の午前中、実運用テストをしていた。 「投稿の下書きを3案作って」とオーケストレーターに頼む。オーケストレーターが typewriter_chat ...
MCP連携が動いて、Skillsも装備した。技術的にはTypewriterは「完成」に近い。 で、実際に使い込み始めて気づいた。Typewriterの中にClaudeがいるのに、そのClaudeが何もしていない。 オーケストレーターのClaudeに「投稿を書いて」と言う。するとオーケストレーターが自分で文章を考え始める。出来上がった文章をTypewriterに「これ保存して」と渡す。Typewriterは保存する。以上。 僕: 「投稿を書いて」 → オーケストレーター: ...
このプロジェクトでClaude Code(以降Code)と最初に作ったアプリの話をする。 Typewriterという名前の、代筆AIエージェントアプリ。名前の通り、僕の代わりにX(旧Twitter)投稿などの文章を書く役割を担う。 ...